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基本的に陸屋根設置では太陽電池モジュール架台を建物構造体と一体化させなければなりません。
一部訪問販売では屋上に置き基礎+ワイヤーで引っ張って設置していますが全くの論外です。強風時、飛ばされる可能
性があります。
陸屋根設置方法は建物構造や防水等により異なり、設置できない場合もあります。また基礎工事、防水工事などの
建築工事を必要とする場合は、費用負担が増えます。しかし反対に特に建築工事を必要とせず、比較的安く設置できる
場合もあります。これがシャープの陸屋根YR工法の特徴です。
この様に陸屋根設置では建物ごとに個別の判断が特に必要です。まずは図面をお送りください。
陸屋根設置では屋上の矩計図(かなばかり)をお送りいただくことが見積の必須条件となります。矩計図とは建物の
断面詳細図のことで、設置する屋上スラブ(床)の構造、厚さ、防水種類の情報が必要です。
シャープ住宅用太陽光発電で陸屋根設置可能な太陽電池モジュールはNQ-198AA、ND-170AA、ND-165AA、ND-160AB でパネル寸法はどれも同じです。設置は縦置き限定で2段からの設置です。1段では架台設定が無い為設置できません。
シャープ陸屋根架台には太陽電池モジュール角度が10度と20度の2機種が標準仕様となっています。W地域(関東
のほとんど)で、10度の架台であれば地上高31mまで設置可能です。
最近アパート用太陽電池モジュール、ND-190ABとNU-200AB用の横置きYR架台も設定され、陸屋根でもよりKW単価を
安く提供出来る様になりました。
更に高出力NB-245ABも陸屋根設置可能となりました。 |
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1.木造の陸屋根 |
基本的には既築、新築共に木造の建物に勾配の付いた陸屋根架台は設置できません。しかし屋根材や防水仕様
によっては特注さざなみ架台にて設置できる場合もあります。このさざなみ架台では北面へのごく緩い勾配であれば
南面に持ち出して設置出来る場合もあります。 |
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2.鉄骨造(S造・ALC造)の陸屋根 |
屋上スラブ(床)がALC板ではなく、デッキプレート(コンクリート打ち)であれば設置できる可能性があります。
屋上スラブ(床)がALC板であっても新築の場合は、設計段階で梁(はり)から屋上に束(つか)出しをすることによ
り設置可能です。 |
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3.鉄筋コンクリート造(RC造)の陸屋根、及び勾配屋根 |
シャープ陸屋根基礎標準工法(=YR工法、下記写真にて紹介)では屋上スラブ(床)の厚さが150mm以上であることが
条件です。その工法を採用出来ない場合には別途基礎を設置したり、屋上防水をやり直す必要があります。
新築設置では建設会社様と協議の上、適した屋上仕様を決定します。
※RC造の建物の場合、シャープなら勾配屋根でもアンカー工法にて設置可能な場合もありますのでお問い合わせ
願います。(他メーカーでは不可となる場合が多い様です) |
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4.折板屋根の陸屋根 |
自宅に隣接する倉庫やガレージに設置して自宅へ電力を引き込むことが可能です。設置には屋根裏から作業しま
すので、天井がある場合は設置できません。また折板屋根材種によっては設置できません。屋根材のメーカー及
び製品品番をお知らせください。 梁が鉄骨ではなく木造の場合も設置はできません。折板屋根への設置はパネル
1枚づつ勾配をつけるさざなみ架台となります。 |
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■基礎工事、防水工事の他にも陸屋根設置では下記要因などにより費用が掛かります。
・木造勾配屋根では施工は基本的に1日ですが、陸屋根の場合はアンカー工事などで2日は必要です。
・手摺の影が掛かる場合、手摺撤去処分費が掛かります。
・エアコン室外機やアンテナの移設費用が掛かる場合があります。
・屋上に荷揚げする為の荷揚げクレーン費が必要となります。
更に場所によってはクレーン操作時の警備員費用が必要な場合もあります。
・屋上への階段が無い場合や外壁に配管する場合などには作業用足場費が必要となる場合があります。
・RC造、ALC造の建物では通線工事が困難な為、電気工事費が木造より多く掛かります。 |
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@お見積依頼時下記図面を送り願います。
【矩計図、屋根伏せ図(屋上の平面図)、立面図、配置図(方位のわかる図面)など】
・防水仕様など、図面に書かれてない情報がありましたらお知らせください。
・エアコン室外機など図面に記載されてないものがありましたらお知らせください。 |
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A「太陽光発電見積依頼情報」にご記入の上、送信して下さい。
このフォームより申し込みいただいた方に限り設置後3回の無料点検サービスを行います。
1ヶ月(発電量)、1年(発電量+システム)、5年(発電量+システム)
(当フォーム申し込み以外の場合は1ヶ月(発電量)のみ無料となります)
以下、ご希望の送付方法により図面をお送りください。
なお、図面メール添付orFAXの場合、お送り頂いてから3営業日過ぎても弊社より返事が無い時は通信トラブ
ルの可能性がありますのでお手数ですがお問い合わせ願います。(郵送の場合は5営業日過ぎたらお問い合 わせください)
●メール添付の場合・・・・図面をスキャンしてメールに添付してお送りください。 送信E-mailアドレス: info@solardirect.jp
●FAXの場合・・・・・・・・・FAX番号:03-5680-9555 ビーエスフォーム株式会社 ソーラーダイレクト係 ※FAXでお送りいただく図面にお名前を忘れずにご記入ください。
●郵送の場合・・・・・・・・・郵送先:〒124-0002 東京都葛飾区西亀有2-20-10 ビーエスフォーム株式会社 ソーラーダイレクト係 ※郵送でお送りいただく図面にお名前を忘れずにご記入ください。
●持ち込み来社・・・・・・・当社営業日の営業時間内にお持ちください。
※お知らせいただいた個人情報は当見積提出以外に使われることは一切ありません。またしつこい営業も
ありませんので安心してお申込みください。 |
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■シャープ陸屋根基礎標準工法 |
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基礎アンカー位置の墨出しを行います。
(写真の線が見えますでしょうか) |
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墨出し位置に規定の深さの穴を空けます。 |
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空けた穴を電動ブロアで吹き、掃除します。 |
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アンカーボルトを仮差込します。 |
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準備したシャープ支給の架台ブロックです。
設置面にダム止水にも使用されるブチルゴムが付いてい
ます。その周囲をコーキンングします。これは防水の為で
はなく、後で充填する接着剤が漏れない様にする為です。 |
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仮に差し込んだボルトに架台ブロックの穴を通し被せます。 |
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仮に差し込んだボルトを抜きます。 |
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シャープ支給のアンカーボルト固定用接着剤です。 |
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架台ブロックの穴から接着剤を充填します。 |
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アンカーボルトを穴に差し込みます。 |
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基礎工事の完了です。
接着剤が完全に固まる2日後以降に架台を設置します。 |
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■陸屋根架台例 |
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■陸屋根設置事例 |
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