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■経済メリットを目的とした場合、太陽光発電システムは家電品の様に全ての家庭に向いている訳ではありません!
設置のポイントはズバリ「設置に向いた家が安く設置すること」です。
環境貢献が第一の目的であればこの限りではありませんが、ほとんどの方は経済メリットが第一の目的のはずです
。では「設置に向いた家」とはどのような家でしょうか?
@北面以外に日当たりが良く3KW以上の太陽電池モジュールが設置できること
もちろん南面設置が理想です。しかし太陽光発電の為に家が建てられている訳ではないので東・西設置によるロ
ス(約15%)はやむを得ないところです。ただ北面設置だけはお勧めいたしません。
ご自宅に何KW載るか?は当社に図面をお送りください。
A余剰電力=売電が多く発生すること
太陽光発電システムの最大のセールスポイントは「余った電力が売れる」ことです。特に倍額買取り制度が実施
された現在はなお更です。しかし実際には昼間の消費電力量が発電量より多い家は当然余剰電力が発生しませ
ん。余剰電力を多く発生する家ほど回収年数(元を取る)が短くなり設置に向いた家と言えます。一般的には@と
重複しますが、3KW以上設置できてなおかつ共稼ぎなどで昼間あまり電力を消費しない家です。反対に例え5KW
設置できても発電量より昼間の消費電力量が上回る家は設置に向いているとは言えません。また2KWしか載ら
ない家も余剰電力発生が期待できませんので設置に向いているとは言えません。なお余剰電力の発生量、回収
年数に付きましては当社でシミュレーションより算出いたします。
B補助金が2か所以上から貰えること
補助金は余剰電力買取制度と共に回収年数短縮に大きく貢献します。国、県、市区町村の3ヶ所から貰える家
は設置に向いていると言えます。地域によっては国の補助金しか貰えません。最低でも2ヶ所から貰えないと設置
に向いているとは言えません。
C回収年数より5年以上長く住む予定であること
太陽光発電の設備費用を回収するには時間が掛ります。それに対し設置する住宅にも寿命が有ります。回収よ
り前に建替えの予定の家は設置に向いているとは言えません。最低でも回収年数プラス5年での建替え予定の
家でなくてはなりません。太陽光発電システムのパワーコンディショナー(寿命10年程度)の買い替えでメンテナン
ス費用が発生するからです。一般的に日本住宅の平均寿命は30年と言われています。その場合回収年数が10
年であっても築15年以上の家は設置に向いているとは言えません。しかし反対に築30年の家であってもリフォー
ムしてあと15年以上住むつもりであれば問題はありません。
以上@〜Cの条件全てをクリアした家であれば設置に向いた家だと言えます。
よく太陽光発電は「元が取れないのでは?」言われましたがそれは@〜Cの条件に当てはまらない家が高く買うから
です。例えば、南面に屋根のない北面片流れ屋根の家で設置したり、寄棟で2KWがやっとの家で設置したり、訪問
販売から高く買ったりするからです。
反対に@〜Cの条件全てをクリアする家、例えば埼玉県さいたま市、ND-156AA×24枚=3.74KWを南面設置, 平
均的な消費電力量、当社から購入と言う条件であれば補助金を充当すると回収年数は10年弱となります。
こうなるとむしろ設置しな い方が損だとさえ言えます。元が取れない時代から条件が良ければ設置しない方が損な
時代になっているのです。
もう一度言いますが 設置のポイントは「設置に向いた家が安く設置すること」です。
当社でその判断のお手伝いをさせていただきます。 |
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