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 太陽光発電の誤解
     
 ■ ここでは太陽光発電導入時の誤解の例をご紹介します。皆さん設置するのは始めてのことで誤解があるのは当然のことと思います。正しく理解し、後悔なく太陽光発電システムを設置していただきたいと思います。
     
     
誤解1 「どこの家にも太陽光発電を設置できる」、「どこの家でも太陽光発電の設置に適している」
    家電品と違い全ての家が設置できる分けでも、適している分けでもありません。
日当たりが悪い家、高築年数の家、設置KW数が小さい家などは経済的メリットに於いて設置に向いているとは言えません。自分の家はどうなのかを把握する必要があります。→設置のポイントをご覧ください。
     
誤解2 「設置したKW数分、発電する」
    設置したKW数の発電はしません。
例えば3KWシステムを南面に設置した場合、瞬間発電量は最大でも2.4KWまでにしかなりません。設置KW数の70%〜80%が瞬間最大発電量です。なぜなら設置KW数は太陽電池モジュールの公称最大出力という理想的な条件下の数値で実際とは異なります。さらに発電した直流の電力を家庭で使う為パーワーコンディショナーで交流に変換する際ロスが生じます。また配線によるロスなどもあり、結果的に設置KW数の70%〜80%となります。車がカタログ表示の燃費通りに実際には走行できないのと同じです。東・西設置の場合は更に下がります。
   
誤解3 「工事が終わったらすぐに発電できる」
    工事が終了してもすぐに太陽光発電システムを稼働することはできません。
工事は通常1〜2日(ほとんど1日)で完了しますが、東京電力の連系検査を受けないと動かすことはできません。東京電力への申請のタイミングや混み具合によっても異なりますが、工事終了後1週間〜3週間後に検査が行われます。
   
誤解4 「太陽光発電を設置すれば必ず電気が売れる」、「発電した電気は全て売りたい」
    太陽光で発電した電気は必ず最初に自家消費に使われ、余った分だけが余剰電力として売ることができます。全量買取制度は10KWシステム以上の産業用が対象です。10KWシステム以下の住宅用はあくまで余剰電力だけが買い取りの対象です。従いまして発電量より自家消費電力量が多い場合、売電は発生しません。設置KW数が小さい家、昼間の消費電力が多い家では売電は発生しないのです。
     
誤解5 「太陽光発電は元を取れない」
    設置条件の良い家で安く設置すれば10年程度で元が取れます。
しかし設置条件の悪い家が高く設置すると元は取れません。→設置のポイントをご覧ください。
     
誤解6 「契約すればすぐに工事ができる」
    残念ながらすぐに工事はできません。
当社がシャープに発注してから入荷まで時間が掛かります。また先に契約頂いたお客様の工事予定があります。自治体により工事前申請が必要な場合もあります。
また例え早期に工事が出来ても、経済産業省への設備認定申請、その後の電力会社への申請の許可が下りないと稼動(連系)させることは出来ません。
   
誤解7 「補助金はいつでも貰える」          
    補助金を貰うには各補助金の予算がある期間に申請しなくてはなりません。
特に市区町村の補助金は予算枠が少ない為、注意が必要です。→補助金/買取制度をご覧ください。
     
誤解8 「太陽光発電は夏が一番発電する」
    一番発電量の多い月は5月です。夏は高温の為変換効率が落ちます。日射量があって気温の低い5月が一番発電します。瞬間的な発電量であれば実は冬の方が一番良いのです。しかし冬は日射時間が短い為やはり発電量は少なくなります。
     
誤解9 「太陽光発電が故障したら停電する」
    万一太陽光発電が故障しても停電することはありません。発電はしなくても電柱から商用電力が流れます。つまり夜間や雨天時と同じになるだけです。 
     
誤解10 「太陽光発電を設置すれば停電時も全く電気に困らない」
    太陽光発電を設置しても停電時は普段通りに電気を使うことはできません。 
停電になると太陽光発電の電力は分電盤に流れなくなり、家電品は使えません。しかしモニタのスイッチを操作することによりモニタ周辺に設置した非常用コンセントからだけ最大1,500Wの電力を使うことができます。停電の時こそ太陽光発電の意味があると思われるかも知れませんが、分電盤に太陽光発電の電気が入ると連系している為余剰電力が電柱に流れ、停電の修理をする電力会社の作業の妨げになるからです。
     
誤解11 「設置KW数が小さい方が経済的だ」
    システムが小さい程割高で1KW当たりの単価が上がります。設置効果を考えると平均的な消費電力の家庭では3KWは欲しいところです。
例えば車であれば経済性を考え普通車ではなく軽自動車にしようと考えます。その考えを太陽光発電にあてはめると失敗します。3KW設置できる屋根に目先の価格を理由に2KWにすると、KW単価が上がりしかも売電が発生しないなど設置効果が薄くなります。なぜなら太陽光発電は消費財ではなく「電気=お金」を生み出す生産財だからです。設置する時多くの方はその金額に躊躇します。しかし設置してしばらくすると反対にもっと太陽電池モジュールを載せられないかと言われます。ですが例え追加できるスペースが有ったとしても追加工事は更に割高になるのでお勧めいたしません。
     
誤解12 「太陽光発電は設置したいが手持ち金がないので設置できない」
    まとまったお金がなくても毎月電気代は払っていることと思います。設置条件の適した家であればその電気代と機器購入ローン代を相殺することにより、手持ち金ゼロでも設置できます。→ソーラーローンをご覧ください。毎月の電気代は終わりのないローンです。終わりのあるローンと終わりの無いローン、どちらを選びますか?
     
誤解13 「設置費用の支払いは補助金と相殺できる」
    相殺はできません。当社へのお支払いは連系後一週間を目安にお願いしております。(現金の場合)
お支払い後、領収書を発行いたします。補助金の申請(実績報告)にはその領収書のコピーが必要です。
最終的に補助金がお客様の口座に入金されるには、工事終了後平均的な自治体で2〜3カ月程度掛
ります。
     
誤解14 「太陽光発電は一括見積サイトの業者が信頼でき、安い」
    太陽光発電の需要の高まりによって、数年前までは1社しかなかった一括見積サイト(仲介サイト)が急増しました。(現在30サイト以上)それぞれ信頼できる業者から格安で見積が取れることをアピールしています。しかし問題が起きた時仲介責任を負うサイトはどこもありません。弊社はシャープ正規施工店としての看板を背負い、シャープホームページにも「サンビスタメンバー」として掲載されています。
仲介サイトの場合、「仲介料無料」をうたっていますが、全て登録業者からのバックマージンで成り立っています。登録業者は見積りにその金額を含めます。
つまりお客様への見積価格にサイトの利用料も含まれているのです。中には10%以上上乗せになる仲介サイトもあります。まさに「タダほど高いものは無い」ことになります。当サイトの見積価格は中間マージン無しの真にダイレクト価格です。
     
誤解15 「太陽光発電は太陽電池の変換効率が高い方が良い」
    @確かにパネルの変換効率は高いに越したことはありません。しかしそのパネル寸法が自宅の屋根
  形状に合わず、無駄な空きスペースを生じたのでは全く意味がありません。変換効率=面積効率
  ですので、パネル単体の変換効率ではなく、自宅の屋根ではどうなのか?を考えることが大切です。
A太陽光発電はシステムです。パネルだけでなくパワーコンディショナーを含むシステムとしてトータ
  ルで考えることが重要です。シャープでは「接続箱」や「昇圧器」が必要ありませんのでそこでのロ
  スがありません。更にパワーコンディショナーが屋外設置の為、高温に強く有効にパワーコンディシ
  ョナーが稼動します。他メーカーの場合、屋内設置の為周辺温度30度で「温度抑制」という保護機能
  が働き出力が半分に自動的に抑制されます。シャープではそれが35度〜40度(機種により異なる)
  の為、より有効にシステムが稼動します。
     
誤解16 「パワーコンディショナーは屋内設置が良い」
    シャープ以外の他メーカーはパワーコンディショナーは屋内設置でしたが、最近やっとシャープと同じ屋外設置のパワコンを出して来ました。確かに屋内設置の方が耐久性がある様に感じます。しかし屋外用は屋外用に最初から設計開発していますので耐久性に問題はありません。屋内用をそのまま屋外に設置したのでは当然すぐに故障することでしょう。
■屋外設置のメリット
  @設置場所に困らない。
   屋内ですと設置場所に大変困ります。湿度のある洗面所は適しません。
  A接続箱が不要。
   屋内に電力を引き込む為の接続箱が必要ありません。太陽電池モジュールから直接パワーコン
   ディショナーに電力を入力出来ます。接続箱は抵抗となり電力ロスを生じます。またコストUPとな
   ります。
  B内蔵ファンで冷やすことが出来る。
   屋内パワコンの場合、屋内自然冷却の為周辺温度30度で「温度抑制」という保護機能が働き出
   力が半分に自動的に抑制されます。シャープの屋外パワコンではそれが35度〜40度(機種によ
   り異なる)の為発電電力を無駄なく使用出来ます。
  Cモスキート音が気にならない。
   屋内設置ですと小さいお子様にはモスキート音が聞こえ、心配です。 
     
 
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