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■余剰連系との違い |
@平成26年度売電単価は1KW当たり余剰連系が税込37円なのに対し全量では32円(税別)です。しかし買取り期間
が余剰10年固定に対し、全量では20年固定なのでメリットが大きくなります。
※売電単価は余剰、全量共に27年度には減額見込みです。
26年度単価は1/30までの「設備認定申請」、そして3月末までの東電申請が必要です。
A文字通り発電電力の全てが電力会社に買取られますが、パネル出力、及びパワコン出力が共に10KW以上でなけ
れば全量システムとして認められません。なお10KW以上であれば全量だけではなく、余剰連系も選択可能です。
B余剰連系では電柱からの引き込み線は1本のままで、売電時には電柱の方に逆に 電気が流れます(=逆潮流)
全量では電柱まで売電専用の配線がなされ(電力会社工事)、通常の買う電力線との複線となります。
そして通常の購入電力とは別に電力会社との「定額電灯契約」が必要で、パワコン2台の場合で毎月約700円の
支払いを求められます。
C全量では太陽光発電の当社見積り費用の他、別途電力会社への「設備負担金」(売電メーター代含む)の支払い
が必要です。金額は設置容量や設置場所の電力会社の現状設備により異なります。安ければ2万円程度からです
が、休遊地設置(野立て設置)などの場合は電柱やトランス設置などでかなりの金額となる場合もあります。
また同じ全量でも49.9KWシステムまでならば「低圧連系」(=住宅用パワコン)で、当社見積り及び設備負担金共に
安めです。しかし50KW以上だと「高圧連系」(=産業用パワコン)になり当社見積り及び設備負担金共に高くなるば
かりではなく、 電気設備保守管理義務基準も高くなります。
なお、設備負担金額は電力会社協議後(=電力会社申請1ヶ月〜以降)でないと通知されません。
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■住宅の場合 |
補助金額が少なくなって来た現在、設置可能であれば10KWシステム以上の全量買取りの方が、メリットが大きくお勧
めです。東西の切妻屋根宅などで設置出来る可能性があります。
また新築時に10KW以上搭載可能に設計すれば毎月の住宅ローンの負担を減らせます。
全量システムの場合、モニタ表示は発電量(=売電量)のみとなります。消費電力量は表示されませんが、非常時に
は余剰連系時と同様に専用コンセンントから電力を使うことが出来ます。 |
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東西切妻屋根17KW設置 |
3基掛けパワコン |
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■集合住宅の場合 |
アパート、マンションのオーナー様にお勧めです。太陽光設置は確実で高利回りな投資とお考えください。
また節税対策(グリーン投資減税)にもなります。
保証は基本的には「小規模産業用10年保証」ですが、「小規模産業用15年保証」もオプションで選択可能です。
内容は住宅用「まるごと15年保証」と変わりません。 |
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陸屋根34KW設置 |
大小パワコン7基掛け |
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■産業用の場合→シャープ産業用ホームページ |
社屋や倉庫・工場に、節税対策(グリーン投資減税)にもなりますのでお勧めです。 グリーン投資減税の「即時償却」
が適用可能な点も魅力的です。
ただし倉庫・工場などの折板屋根は設置出来ないケースも多い為(重ね式の場合、ハゼ式なら可)、お見積り依頼
の際には折板屋根材のメーカー、及び品名をお知らせいただければスムーズです。
また休遊地設置(野立て設置)では確実な高利回り投資となりますので土地をお持ちの方は是非ご検討ください。
パネルは住宅用とは全く別に産業用パネルが用意されています。49.9KWまでの低圧連系の場合はND-195CAが
メイン機種となります。設計価格(カタログ価格)はありません。
保証は架台まで全てシャープ製を使用した場合に限り、「小規模産業用まるごと15年保証」にすることが出来ます。
住宅用と同様にパネル・パワコン・モニタ・架台全て15年間保証され、WEBモニタリングシステムによりシャープがシス
テムの監視をしてくれます。
架台だけ屋根材メーカー製などにした場合はパネルの20年出力保証となります。ただし出力保証ではパネルの故障
判定費用や交換費用は含まれず実費となります。またパワコン・モニタの保証も1年でWEBモニタリングシステムも
対象外となります。。
※シャープ簡易発電量シュミレーション
ご希望の設置場所で何KWシステムを設置出来て、年間幾らの発電収入か?見当がつけられます。 |
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陸屋根17KW設置 |
3基掛けパワコン |
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