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園芸部が出来ました |
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太陽光発電の発電量と設置方位 |
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ここでは発電量と方位の関係についてお話しいたします。 |
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太陽光発電ですから屋根面の日当りが良いことは絶対条件ですが、その次に設置方位に影響されます。もちろん南面設置が理想です。しかし東・西面でも南面の約85%の発電量を得ることができます。15%の発電ロスは、補助金が多く出て、余剰電力が倍額で買い取られる現在は費用対効果的に許容範囲です。
ここで概算の発電量計算をしてみましょう。
お住まいの地域、屋根勾配等によっても発電量は異なりますが、南面での年間発電量は設置KW数を1,000倍するとおおよその発電量が求められます。3KWシステムを南面に設置した場合の年間発電量は3KW×1,000=3,000KWと計算できます。更に1ヶ月の平均では3,000KW÷12=250KWという計算になります。東・西面設置の場合は南面発電量の0.85倍ですから年間発電量が2,550KW、月平均で212KWになります。
この様に東・西設置は15%発電効率が下がりことになりますが、実は東・西設置の方が良い場合もあります。それは切妻屋根で東・西の2面に設置する場合です。南面設置では南1面しか設置できませんが、屋根が東・西であれば両面設置できます。南面に3KW設置の切妻の家が90°方位が違えば6KW設置できることになります。東・西設置ですから実質の発電量は15%ダウンするものの、年間発電量で5,100KW、月平均で425KWとなります。この例で発電量の内月平均150KW自家消費するとした場合、南面設置では売電は250KW−150KW=100KWですが、6KW東西設置だと売電は425KW−150KW=275KWになります。売電を1KW=48円で換算すると、南面設置では月平均4800円、東・西両面設置では13,200円にもなります。なお、東・西両面6KW設置では設置費用も当然上がりますが倍にはなりません。工事費そのものは3KWでも6KWでもほとんど変わらず、KW数が大きいほど割安になるからです。またKW数が多い分補助金も多く貰えます。
ここまで東・西設置の場合をお話ししましたが、問題はそれより北の場合です。北面設置した場合夏は結構発電しますが、冬はほとんど発電しません。その為当社では北西〜北東の90°の範囲の設置はお勧めいたしません。しかし東〜北東の45°、西〜北西の45°に付きましてはその分の発電ロスをお客様にご了承いただければ設置しても良いと思います。実際に北東面片流れ屋根に設置した当社のお客様は、ロスを承知の上設置し満足していただいております。
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